９月２３日（土）第４２回山の音楽会がトリオ・ミンストレルをお迎えして開催されました。４０数回を数える音楽会の中でも名演中の名演で素晴らしい音楽会となりました。６０席ほどの小さなホールですから音楽を聴くだけでなく見る楽しさも加わり、三人の息遣いも伝わる圧巻の演奏、Vnの木野氏とVcの小川氏の調和が素晴らしく、それに加えて北住氏の圧倒的なピアノ演奏・・・トリオ演奏の最高峰を楽しむの事が出来ました！！

それにしてもメンデルスゾーンのトリオ１番は素晴らしかったです。北住氏はピアノ三重奏曲のために書かれた最高傑作と評していますが、まさにロマン派を代表する作品で30代後半で生涯を閉じるメンデルスゾーンの天才ぶりがうかがわれるものでした。

大分県は和牛飼育が盛んでその歴史と実績には輝かしいものがあります。古くは１９２１年（大正１０年）の全国品評会で『千代山』号が最優秀賞を獲得し『牛は豊後が日本一』の幟とともに銀座をパレードしました。丁度その頃は和牛として標準が確立された時期に当たり、まさに日本一に相応しい出来事でした。

先般、仙台市で行われた第１１回全国和牛能力共進会（５年に一度開催される通称・和牛五輪、全共）の種牛の部においても内閣総理大臣賞を獲得。実はこの全共には９部門があり各部門に１位があるわけですが、更にその中から種牛の部と肉牛の部から真のチャンピョンにあたる内閣総理大臣賞が与えられるのです。その種牛の部が大分県で、肉牛の部が宮崎県、そして全９部門中４部門を制し団体賞（総合優勝）に輝いたのが鹿児島県なのです。したがって今回の全共で『和牛日本一』を掲げられるのは鹿児島県・宮崎県・大分県だけなのです！！！

　写真は読売新聞から

いやいや、やっぱり日本一は神戸牛や松坂牛、米沢牛でしょ？九州だって伊万里牛の方が有名でしょ？　和牛には繁殖と肥育があって生後8～10ヶ月でセリに出て、その後肥育農家で20ヶ月程度育てられて市場に出ます。その肥育地域がその牛のブランド名になります。ですから生まれが大分で育ちが佐賀だと佐賀牛なのです。（但馬牛は定義が厳しくて生まれも育ちも兵庫県で父親も兵庫産でないとNG、更にそのエリートが神戸牛です。）でも肉の味は素牛の資質で決まると言います。これからは豊後牛の時代なのです。

今回のコンサートはVn：木野雅之　Vc：小川剛一郎　Pf：北住淳の三氏が1993年に結成した『トリオ・ミンストレル』をお迎えしてのコンサートです。予定プログラムはドビュッシー：ミンストレル、プルミエ トリオ ト長調、ツェムリンスキー：トリオ　ニ短調　メンデルスゾーン：ピアノ三重奏曲　第1番　ニ短調

最高最強のトリオによる至高のコンサートをお楽しみください。

日時・2017年9月23日（土）20：00開演（19：30開場）

場所・九重観光ホテル内あじさいホール　一般：3000円　学生：1500円　お得なコンサートプランあります！！

７月２２日　当館・あじさいホールにクラシックギタリストの橋口武史さんをお迎えして『１９世紀ギターで弾くF.ソルの世界』が開催されました。

夏恒例の橋口さんのクラシックギター・コンサートですが、今回はフランスの１９世紀ギター（ロマン派ギター）を使って１９世紀に活躍したソルの楽曲を弾かれました。優しく澄んだ音色と、なにより当時の楽器で当時の楽曲を楽しむと言うオリジナリティ溢れるコンサートでした。F.ソルの音楽が大好きな橋口さんですが、ソルは１９世紀ギターの方が弾きやすく演奏法も納得すると話していました。代表作の『モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲 Variaciones sobre un tema de Mozart』を聴けたと言う意味でも大満足でした！！

九重町の宝泉寺温泉街に観光物産館『宝泉寺駅』が７月２２日オープンしました。今は廃線となった旧国鉄宮原線（九重町・恵良駅～肥後小国駅　２７ｋｍ６駅　１９８４年廃止）宝泉寺駅跡地の通称・交通センターを物産館に改造したもので、１Fは地元産品の販売所、２Fは宮原線の鉄道資料館となっています。温泉ファンのみならず鉄道ファンの方々はぜひお立ち寄りください。