大分県出身で日本を代表するジャズピアニスト・辛島文雄氏が2月24日逝去されました。辛島氏は故エルビン・ジョーンズのバンドに1980年より6年間在籍し世界各地で公演、国際的に高い評価を得るとともに名演を残しました。ご冥福をお祈りいたします。

2013年に『辛島文雄トリオ』で当館にてコンサートを開催した時の写真・・熱演が思い出されます。中央が辛島文雄氏（Pf）左・楠井五月氏（B）右・小松伸之氏（Ds）

60周年記念コンサートⅣとして企画された、第40回あじさいホール・山の音楽会はNHK交響楽団員とOBで構成されるシュトス弦楽四重奏団を迎えて10月29日開催されました。60年に因んだ生誕260年のモーツァルトの楽曲は彼の研究心と天才性が顕著に表れた2曲で、スメタナは当方のリクエストによる『わが生涯より』。彼の生涯の喜びと失望を表し、最後は心電図の波形が止まる様に静かに終演。でもスメタナはこの後、弦楽四重奏曲・第2番等作っているのでご安心あれ・・・

当館が中野温泉・九重山荘を引き継ぎ、九重観光ホテル（山小屋牧の戸と九重観光ホテル）として創業したのが1956年11月2日のこと。素晴らしい演奏と九重を愛する素晴らしいお客様に感謝です。

九重観光ホテル60周年記念音楽会の最後を飾るのがNHK交響楽団員と同団友で構成されるシュトス弦楽四重奏団のコンサートです。

今回は、生誕260年を迎えたモーツァルトの作品から2曲、彼の全楽曲中最も親しまれている曲の一つである『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』と古今の弦楽四重奏曲中でも名曲揃いで名高い『ハイドン・セット』の中から第3番を、そしてスメタナが彼自身の生涯を描いたとされる『わが生涯より』の傑作室内楽3曲をお届けします。シュトス弦楽四重奏団が紡ぎ出す珠玉の音色をお楽しみください。

日時：2016年10月29日（土曜）　20：00開演（19：30開場）

場所：九重観光ホテル内あじさいホール

一般：3,000円　学生：1,500円　お得なコンサートプランあります。16,500円（税別・1泊2食+チケット/1名様）

お問合せ：九重観光ホテル　0973-79-2211

当館あじさいホールにてホテル創業６０周年＆震災復興音楽会の第３弾として企画された大島妙子ピアノ・リサイタルが２４日（土曜）15：00より開催されました。

ピアノのソロ・リサイタルとしては2012年の山下洋輔さん、更にクラシックのピアノ・ソロは2010年の関野直樹さん以来で、ホテルも大島妙子さんも同じく還暦を迎えてのコンサートでした。生誕260年のモーツァルト、没後160年のシューマンを中心にご主人のセドラックさんの故郷ハンガリーのバルトーク等多彩な音楽を多彩な音色で楽しませてくれました。シューマンの幻想小曲集は文字通り幻想的で、ユーモアと愛情に富んだ演奏で、私の個人的趣味としては第５曲の『夜に』に大感激！

4カ月連続での音楽会ですが、今月はベルン在住で欧州および日本国内で活躍する大島妙子さんを11年ぶりにお迎えしてのコンサートです。前回はスイスの作曲家オネゲル没後50周年記念コンサートでVnのガブリロビッチ氏との共演でしたが今回はソロでの登場です。当館の60周年にちなんで生誕260年のモーツァルトの“ピアノソナタK.333”、没後160年のシューマンの“幻想小曲集”、そしてご主人セドラック氏の故郷ハンガリーの作曲家バルトークの“ルーマニアの民族舞曲”と云ったお洒落でこだわりのプログラムです。ぜひお楽しみください。

大島妙子　ピアノ・リサイタル

2016年9月24日（土曜）15：00開演　（14：30開場　開演時間にご注意下さい。）

場所：九重観光ホテル　あじさいホール

一般：3,000円　学生：1,500円　お得なコンサートプランあります。