20091010ナギナタコウジュ
 和名を『長刀香需』(ナギナタコウジュ)。
花穂の片側に花をつけ、そのかたちが薙刀のように
反り返っていることから付けられた名前です。
 
 秋の花の盛期に採取した全草は生薬で、『香需』の名は
漢方薬の『香需散』から来ています。昔はお茶代わりに
飲まれたといいますがシソとハッカを合わせたような独特の
香り…。乾燥させると香りも良くなるのかな。
夏負けして元気のないときや腹痛に効果があります。
 こうして高山植物や山野草を調べていると、そのほとんどが
食用や薬として使われています。いわゆる山菜は灰汁が強く
調理に一手間かかるものもありますが、季節を食卓に運んで
くれる自然の恵みでもあります。
 秋も深まって参りました。
実りの秋、豊穣の秋を探しに九重にお出かけ下さい(^^)