7月に入り、相変わらず梅雨空が続いていますが、雨の恵みを受けて木々の緑は一層深く、濃さを増して来ました。花博士のkumiさん、今までは携帯からの撮影画像を送ってくれていましたが、今回からデジカメ撮影に昇格デス^^ 
『シモツケ』 ばら科
 同じ季節に咲く『シモツケソウ』という草花がありますが、こちらの『シモツケ』は落葉低木です。「キシモツケ」と「クサシモツケ」と区別します。かつての下野(しもつけ)の国、今の栃木県から出たのでこの名前が付いています。あまり大株にならず、毎年、美しい花が咲きます。 花色は普通は淡紅ですが、濃紅、白などもあり、花色によって、ベニバナシモツケ、シロバナシモツケと呼ばれています。 
2010.07.02シモツケ
『コウツギ』 ユキノシタ科 ウツギ属
 『小空木』は、俗にウノハナと呼ばれるウツギの一変種です。
『ウツギ』と言う名を持つ植物は6科9属ありますが、そのほとんどをここ九重で見ることができます。分類は『コウツギ』と『コガクウツギ』がユキノシタ科、さらに『コウツギ』はウツギ属、『コガクウツギ』はアジサイ属です。また『タニウツギ』や『ウコンウツギ』はスイカズラ科タニウツギ属、『ノリウツギ』はアジサイ属、『ミツバウツギ』はミツバウツギ属です。
2010.07.02コウツギ
『イワガラミ』 ユキノシタ科 イワガラミ属
 名前だけ聞くと『イワカガミ』?かと思ってしまいましたが、こちらは岩に絡んで成長するので『イワガラミ』。広く本州・四国・九州、朝鮮に分布する木本性の落葉ツル植物です。生態的にも形態的にもよく似た種にツルアジサイ(ゴトウヅル)があり、なかなか見わけが難しいようです。
2010.07.02イワガラミ
野の花、木の花、沢山の花たちが高原を賑わす季節になりました。今年のミヤマキリシマ情報も終わり、これからは九重の花便りをUPしていきます。どうぞお楽しみに^^