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 昨年に続き驚愕のピアニスト、ケマル・ゲキチのコンサートが
10月31日開催されました。
今日のプログラムはショパンとリストの彼のもっとも得意とするところ。
その劇的独創的なショパンと、超絶技巧が炸裂したリストの演奏に
満員の観衆からは感嘆の声が上がりました。
特に今回は主催者のリクエストにこたえてのスペイン狂詩曲が圧巻。
またラ・カンパネラのピアノで表現される鐘の音は、いかにゲキチが
リストを深く理解しているかがわかる一曲でした。
 
あじさいホールのサロン的雰囲気と、ゲキチのヴィルトオーゾ性を発揮した
演奏によって、19世紀のロマン派の音楽を楽しむ至高の一夜となりました。